区画整理って何?
流通営業課の髙見です。
本日は区画整理について少し深堀りしてお話したいと思います。
弊社が立地する赤池町箕ノ手地区は今現在進行形で区画整理が進められています。このことから弊社へご相談にいらっしゃるお客様の多くの方からご質問頂くのですが、お客様のほとんどの方が区画整理=分譲事業であると誤解なさっています。
もちろん区画整理組合から分譲される土地(保留地といいます)はあるのですが、他の更地はいつ販売されるのか、といったご質問をよく頂きます。
本質的に区画整理とは、都市計画区域内の未整備地を開発し有効活用していく事を目的としており、分譲事業で利益を得るという営利事業とは異なります。
未整備地とはいえ、地権者様(地主様)がいらっしゃいます。その個人の土地を取り上げるわけにはいきません。ですので、大雑把に言うと、開発前の敷地(従前地といいます)を整備した後、元々の地権者の方に割り当てていきます(換地処分といいます)。
ですので、個人の地権者の方が売却を検討されない限り、マーケットには出てこないという事になります。
元々未整備地を所有されていた地権者の方のほとんどが、住まいは別でお持ちであり、特に生活に困られているわけでもありません。又、先祖代々受け継いできた不動産を売却する場合には、高額な税金(譲渡税)が課税されますので、中々売却をされる地権者の方は少ないのが通常です。
まとめると、
未整備地を開発・整備する→造成工事をしながら保留地を販売する→開発工事完了後新たに整備された土地が割り当てられる
※ちなみに保留地は、開発工事の事業資金を回収することが目的です。一般の地権者の方のために税金を投入することは中々難しいところがあります。
この記事だけでは、分かりずらい・ご説明不足もあるかと思います。
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