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2022.12.15 不動産売却

相続した土地を売却したい!手順と注意点は?

相続した土地を売却したい!手順と注意点は?

相続は税金の関係もあり、手続きが難しい部分も少なくありません。かつ相続した土地の売却では、不動産の名義変更や利益分の納税など、対処すべき手順が増えます。
今回は相続した土地の売却に向けた具体的なステップや、売却時に注意したいポイントなどを解説します。

相続では資産・債務・所有権など、さまざまな遺産を引き継ぐことになるため、各種手続きも複雑になりがちです。
さらに、相続した土地を売却しようと思うと、そもそも何から手を付けるべきか悩んでしまうかもしれません。通常の不動産売買とも異なるので、今一つ段取りがイメージできない場合もあるでしょう。

そこで本記事では、相続した土地を売却したい場合に、具体的にどのように動いていくべきなのか、詳しく紹介していきます。

相続した土地の売却に必要な4つの手順

実際に、相続した土地を売却する際の大まかな流れからみていきましょう。

1. 遺産の相続方法を決定する

基本的に不動産は所有者以外で取り扱うことができないため、相続した土地を売却するためには、所有者を変更しなければなりません。まずは誰がどれだけ相続するのか決めることが必要です。
もちろん遺言があれば、その内容のとおりに相続します。仮に遺言がなければ、法律上のルールに沿って相続する「法定相続」、または相続人同士で分割方法を決める「遺産分割協議」のいずれかを選択することになるでしょう。さらに土地の他にも遺産がある場合には、現物ごとに相続するのか換金して分配するのかなど、さまざまな面を考慮することになります。

▼イラストで分かる!法定相続人の範囲と順位!

なお土地のみで考えるのであれば、売却して出た利益を現金で分ける、換価分割にするのが一般的です。

▼遺産を分割する3つの方法

2. 相続登記の手続きをする

売却したい土地の相続方法が決まったら、不動産の所有者を移転する相続登記をします。
この相続登記をしておかないと、法律上は元の所有者のままになってしまい、対象の不動産の取り扱いができなくなってしまうので忘れないようにしましょう。

なお相続登記は、売却したい土地がある所在地の法務局で手続きを行います。さらに相続登記には、登録免許税(固定資産税評価額×1000分の4)が必要です。
ちなみに固定資産税評価額は、固定資産税納税通知書の価格欄に記載されています。

▼相続登記にかかる登録免許税

3. 売却・引き渡し

相続の手続きが完了して、ようやく土地の売却活動を始めることが可能です。土地の売却方法自体は、通常の不動産売買と変わりません。専門の会社に査定してもらい、売却先が決まったら売買契約を結んで引き渡しをします。

4. 利益の分割・税申告

土地を売却して無事に利益が出たら、対象の相続人で分割していきます。当然ですが、あらかじめ決めておいた相続方法に沿って、資産を受け取ることが可能です。なお土地の売却益は、譲渡所得に該当するので、受け取った金額に応じて納税しなければなりません。そのため土地の売却で収入を得た際には、確定申告をする必要があります。

相続した土地の売却時に注意したいポイント

ここまでは相続した土地を売却するステップについて解説してきました。実際に動き出す際には、次のような点にも気を付けておくと良いでしょう。

1. なるべく早めから計画する

先述したように、相続した土地を売却するまでには、さまざまな準備をしておかなければなりません。また遺産を相続して、法律上の一定額以上の財産を受け取る場合には、被相続人の死亡を知った翌日から10カ月以内に相続税を申告します。相続した土地はすぐに現金化する必要はありませんが、あらかじめ規定の評価額に応じて納税するため、売却を検討する際にはなるべく早く動くのがベストです。

▼申告・納税期限

さらに相続税申告期限翌日から3年以内に売却すれば、相続税の納税者については、譲渡所得の軽減措置が受けられます。
こうした節税のためにも、相続した土地の売却は、できるだけ早期から計画すると良いでしょう。

2. 複数の相続人がいるときには十分に検討する

特に相続人が複数名になる場合には、土地の具体的な名義人や利益の分割方法など、あらゆる面を考慮する必要があります。金銭に関わる問題なので、事前にきちんと決めておかないと、後々の大きなトラブルに発展しかねません。
また各種手続きや売却活動なども、誰が何を行うのか明確にしておかないと、相続人同士で揉める原因になってしまいます。しっかりと全員の意見を一致させたうえで、実際に動き出すのが無難でしょう。

【まとめ】相続した土地の売却はしっかりと計画的に

相続した土地を売却するには、通常の不動産売買の手順に加えて、いくつもの段階を踏む必要があります。また相続した土地の売却には、法律上の処理も絡んでくるため、まずは司法書士などの専門家に相談するのもおすすめです。そのうえでどう手続きを進めていくのか計画することで、よりスムーズに土地の売却ができるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、事前のプランニングから検討してみてください。

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